第44号
6月1日の「袋町小学校・袋町学区民大運動会」は絶好の運動会日和に恵まれ、多数のご来賓のご臨席をいただいて盛会のうちに終了することが出来ました。 保護者・地域の皆様方の暖かいご声援を受けて、子ども達も練習の成果を十分に発揮し、それぞれに思い出に残る運動会になりました。また、沢山の方々の積極的な参加により、各競技ともに大いに盛り上がり、「町ぐるみの運動会」が私達の袋町学区にすっかり定着したことを改めて実感し、とても嬉しく思いました。
毎年、PTAを始め、社会福祉協議会や体協、青少協、子ども会、父親クラブ等々の皆様にご協力いただき、本校教職員と共に準備・運営・片付け等が円滑に進むことにも「町ぐるみ」の力を感じます。誠にありがとうございました。
前回の「さくらがわ」では「とうかさん」のことについて話しましたが、皆さんのお家ではお祭りを楽しまれたでしょうか?
心配された雨も降らず、国泰寺中学校区や近隣の小中学校から教職員を始め、PTA・地域関係団体の方々が沢山巡視に参加して子ども達の様子を見守ることが出来、大きなトラブルも無く終えたようです。
今年は、例年になく大勢の人出だったようで、夜店の並ぶ通りは行き来も出来ないくらいの混みようでした。特に若い人の浴衣姿も多く、少しは日本らしさが感じられました。でも、中には「どう見てもそれは浴衣姿とは言えんじゃろう?!」と思うような格好の若い娘もいて、世の中変わったとは言え、ビックリする場面も沢山ありました。
ということで賑やかに終わった「とうかさん」でしたが、翌日6月9日(月)の朝、袋町公園に行ってみて、またまたビックリです。この日は、青少協や地域の方々と一緒に袋町公園を清掃する「ピカピカ大作戦」があり、今回は3・4年生の子ども達が参加しました。いつも休み明けの清掃ですからゴミの多いのは当然ですが、「後の祭り」か「祭りの後」か、夜店で買った食べ物の残りや入れ物、カップ、缶、ビン、袋などなど、ありとあらゆるゴミが散乱し、タバコの吸殻も山のようになってあちこちに捨てられています。青少協の渡邊会長に聞くと、これでも少し片付けたあとだと言うことで、まさに公園全体がゴミ箱状態だったのでしょう。
ずいぶん昔のコマーシャルで「私、作る人。私、食べる人。」と言うのがあり、「片づける人は誰?」と臍曲がりに思って見ていましたが、片付ける人はいつも見えない所にいるのです。
今回、子ども達は地域の皆さん方と清掃活動をさせていただきましたが、どの子も「私、拾う人。」になって、一生懸命に活動が出来ました。「皆の公園がきれいになって気持ちが良かった。」と言う達成感だけでなく、このような活動を通して、私達の社会が多くの見えない善意で支えられていることや、少なくとも「私、捨てる人。」にならないことを学んでほしいと思います。
そして、何より、私達自身が、大人の捨てたゴミやタバコの吸殻を子ども達に拾わせるような恥ずかしい社会をなくす努力をしなければなりません。
九州国立博物館
九州国立博物館に行ってきました。 東京・京都・奈良に次ぐ日本で四番目の博物館で、国立博物館としては百数年ぶりに、九州の大宰府市に建設されました。アジアと日本を結ぶ歴史資料の展示施設として、その内容とスケールに感動しました。各地の博物館や美術館等を訪れると、レプリカ(複製)の展示も多く、それはそれで鑑賞はするのですが、さすがに、国立博物館はそのほとんどが本物で、多くの出土品や重要文化財・国宝を目の当たりにして、数千年の歴史を振り返ることが出来ます。
残念ながらこの度は十分な時間が無く、 全てをじっくりと鑑賞することが出来ませんでしたので、またいつか訪れる機会を作りたいと思います。
「バナナ プランツ」
PTA行事の春の植木祭りで購入した不思議な水草です。
2〜3p位の大きさバナナの房のような部分は殖芽と言い、栄養分を蓄えるところだそうです。これからどのように成長していくのか楽しみです。
後 記
広島は先週の梅雨いり以来、初夏のようないい天気が続いています。私達の生活や植物の成長に欠かせない恵みの雨はこれからだと思われますが、大きな地震に見舞われた宮城・岩手地域だけには降らないで、災害復旧が出来るだけ早く進むようにお願いしたいものです。
第43号
広島の初夏の訪れを告げる「稲荷さん」が、6月6・7・8日に開かれます。広島の三大寺院祭の一つで、三川町福昌山円隆寺の稲荷大明神の鎮守の祭りです。「稲荷」を「とうか」と読んで今の祭りになったのでしょうが、別名「浴衣祭り」と言われることから、最近では「ゆかたできん祭」のイベントとともに、市内中心部で様々な行事が開かれているようです。
今では衣・食・物が足りて、毎日が盆と正月・お祭り状態の世の中になりましたが、節目節目の行儀は私達の生活にけじめを付けてくれると共に、安らぎや潤いを与えてくれます。去年の「とうかさん」でも沢山の子ども達がお父さん、お母さんに手を引かれて祭りを楽しんでいる様子がうかがわれました。本校の子ども達も浴衣姿で夜店を見て回ったり、新天地公園の盆踊りに参加したりと、それぞれに祭りを楽しんでいました。今年も私達教職員そろって(浴衣ではありませんが・・・)、祭りの見回りをしながら子ども達の様子を見守り、「とうかさん」を楽しみたいと思います。
学校教育法には「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う。」とされており、学校でも様々な取組みをしていますが、実際に地域の祭りや季節の行事を体験することは、子ども達の豊かな情操を培う上で大きな効果があります。盆踊りを楽しんだり、夜店で買い物を楽しんだりすることで、祭りの雰囲気(風景や音、空気、におい等々)、が五感を通して子ども達の心に残ることが大切なのだと思います。
是非、様々な機会を捉えて、家族そろって伝統的な地域行事に積極的に参加し、一緒に(共通体験が大切です)楽しまれますようお勧めします。
【広島三大寺院祭り】
福昌山円隆寺 「とうかさん」 6月 6日(金)〜8日(日)
住吉神社 「住吉祭」 7月16日(水)17日(木)
胡子神社 「えべっさん」 11月18日(火)〜20日(木)
また、10月28日(水)29日(木)には、白神社の秋祭りが開かれます。
私が小学生の頃は授業が2時間目で終わり、近所のおじさんたちと御神輿を担いで白神社までお参りに行っていました。半世紀前の長閑な話です。
佐藤 寿人 選手
昨年度末のDoスポーツでサンフレッチェの選手に来ていただきました。 そのうちの一人が「佐藤寿人」選手です。サンフレッチェの中心選手であり、日本を代表するFW(フォワード)です。彼のサッカーに対する真摯な姿勢を裏付けるエピソードを読みました。(内藤先生情報です)
佐藤選手は勇人・寿人の双子のサッカー選手で、小さい頃からサッカーに熱中していました。しかし、寿人選手は体が小さく、強さも無いため中学校時代に「サッカーをやめたい。」とお父さんに言ったそうです。
繁盛していた埼玉の店を閉め、千葉に転居してまで勇人・寿人兄弟のサポートをしていたお父さんは、その時怒ることなく「自分の力を出し切ったのか?やりきったのか?」と寿人選手に尋ねました。
「やりきった。」とは言えない寿人選手は、その後必死でサッカーに取り組み、ユースに選ばれなかった時のことを考え、高校進学ために勉強も頑張りました。そのため成績もトップクラスでした。
その甲斐あってか、ユース選手に選ばれ、Jリ ーグ選手、日本代表にもなった佐藤寿人選手ですが、今も「自分の力を出し切ったのか?やりきったのか?」というお父さんの言葉を心に留めてサッカーに精進しているとのことです。
真面目で一生懸命な人柄が理解できる寿人選手らしいエピソードです。ちなみに双子の兄、勇人選手も京都サンガのMF(ミッドフィールダー) として活躍中です。
「寿人選手のシューズ」
Doスポーツの時、子ども達にサッカーシューズをプレゼントすると約束していた寿人選手から、新品の寿人バージョンシューズが届きました。「約束を守る」も彼の人柄でしょう
。
後 記
「力を出し切ったのか?やりきったのか?」自分に問いかける時、とても厳しい思いがあります。あの時「ああすれば良かった。」「もう少し頑張っていたら!」 と反省ばかりです。「・・・やりきったのか?」大変重い言葉です。
第42号
5月17日(土)に国泰寺中学校創立60周年記念体育大会が開催されました。 爽やかな五月晴れのもとで、専徳院先生の琴と尺八の演奏に続いて和太鼓の演奏などの記念イベントが行われ、創立60周年に相応しい体育大会でした。
生徒の入場・演技や競技が進む中で、袋町小学校の卒業生の顔がチラホラ見えます。それぞれに中学生らしく成長し頑張っている様子を見ると、嬉しさとともにちょっと安心する気持ちになります。
残念ながらが当日は他の行事が重なって、十分に応援することは出来なかったのですが、少ない人数ながら袋町小学校の卒業生として存在感のある中学生になって、これからも勉強に運動にリーダーシップを発揮するよう応援し続けたいものです。
すでにご案内のように、国泰寺中学校に続いて6月1日(日)には袋町小学校・袋町学区民大運動会を開催します。
子ども達はすでに運動会の練習を始め、短い練習期間ながら各学年とも一生懸命に練習に励んでいます。子どもはもちろん、袋町学区の地域の方々や保護者の皆さんがこぞって参加する運動会は、他の学区には少ないユニークなもので、それぞれの種目の楽しさ、盛り上がりは袋町学区の一体感があればこそのものと思います。
中でも午前の部の種目を締めくくる「パン喰い競争」は袋町学区運動会の名物イベントとして、例年沢山の皆さんが楽しみにして参加されます。準備いただく社会福祉協議会や体育協会の皆さんは、子ども達が喜ぶならと沢山のパンを用意してくださいますが、諸物価高騰の折り申し訳ない気持ちがします。(とは言いながら、私も必ず参加しますが・・・)
もちろん、その他にも保護者・地域からの多彩な参加種目がありますので、子どもへの応援に併せて、ご自身も運動会当日まで十分に自主トレを積んでいただき、積極的にご参加ください。
なお、子ども達は炎天下で毎日の練習を頑張っています。学校では子ども達の健康管理に注意を払いながら指導に当たりますので、それぞれの家庭でも十分な休養と睡眠をとらせていただき、より良いコンディションで運動会を迎えさせることが出来るようお願いしたいと思います。
併せて、袋町小学校・袋町学区民大運動会の開催に当たってはPTA役員の皆さんを始め、袋町地区社会福祉協議会、袋町学区体育協会など、多くの方々のご協力をいただき、毎年盛大に実施しております。関係各位のご支援に感謝申し上げますとともに、保護者の皆さん方も、開催準備や片付けに積極的にご協力いただきますようお願い申し上げます。
メ ダ カ 池
今年のメダカ池は、その名の通りメダカがいっぱい泳いでおり賑やかです。これは昨年大量に育ったホテイアオイを処分せず、枯れたまま池に残しておいた結果のようです。寒い冬を水草の陰で元気良く過ごしたメダカ達が、子ども達を楽しませてくれています。
「誰が生徒か先生か・・・」とは「めだかの学校」の歌詞ですが、メダカの世界はそれで良いとしても、現実の学校で先生も生徒も仲良しグループで群れていては困ります。一方、「雀の学校」の先生は「ムチをふりふりチーパッパ」ですから、 体罰禁止の学校ではとんでもない話です。 子どもの躾には「優しさ」と「厳しさ」の加減が難しいところですが、この言葉は対立するものでなく、人に対する「優しさや思いやり」という気持ちを常に持って、時に厳しく躾けることが大切なのでしょう。
「アサザ」
メダカ池に咲くかわいい花です。 黄色い薄いレースのような花びらは濃い緑色の葉と鮮やかなコントラストを成しています。
ハナジュンサイとも呼ばれ、茎や新葉は食用になるそうです。
また、近年生育が減り絶滅危惧種にもなっています。
後 記
雨上がりの後、五月晴れの空が爽やかな風を運んでいますが、校庭で受ける日差しはまるで真夏のような強さです。運動会の練習に励む子ども達は元気いっぱいですが、日射病や熱中症にならないよう注意が必要です。指導に当たる教員と共に給水・休養など体調管理に気をつけさせたいと思います。
第41号
平成23年度から全面実施される新学習指導要領が、3月28日に公示されました。
ご承知のように学習指導要領は、ほぼ10年ごとに改訂され、前回は平成14年度に「ゆとり教育」と「学校週5日制」を柱として、明治の学制発布・戦後教育のスタート以来の大改革と言われて現行学習指導要領(以下、指導要領)が実施されました。
しかし、学習内容の削減だけが話題になった「ゆとり教育」は、子どもの学力低下に繋がるとの誤解を受け、その後失速してしまいました。その反省に立ってこの度の新指導要領が示されたわけですが、私は学習内容の徹底を図ると言う意味では「ゆとり教育」の意義はあったと考えています。
先週の新聞記事等で見られたように、新指導要領では「国語」「算数」「理科」などを中心に学習内容が増え(大雑把に言えば前々回の指導要領に戻ったと言うことでしょうか)、平成21年度から一部の教科は先行実施される予定で、週当たりの授業時数も1〜2時間増えることになります。その概要は、先日、子どもが持ち帰った冊子「生きる力」ー学習指導要領がかわりますー(文部科学省発行)に説明されていますので、是非、目を通してみてください。
ここでは現行指導要領のキャッチフレーズ「生きる力」は、新指導要領においても変わりませんとされています。更に「生きる力」は、「知・徳・体のバランスのとれた力」とも言われています。つまり、その時々の時代の要請を受けて10年ごとに指導要領は見直されますが、教育の基本中の基本「知・徳・体」の大切さは変わることのない真理なのです。ただ、「知・徳・体」を習得させるための社会環境や生活環境が大きく変化(望ましくない方向へ)し、従来の内容・方法では教育しにくくなって来たために、学校・家庭・地域が共に連携し、頭を捻り、知恵を出し合い、あの手・この手(その手・奥の手など)を使って、子ども達をより良く育てようと奮闘しているのが現在の姿と言えるでしょう。
「ゆとり」批判のなかで指導要領は改訂されますが、「ゆとり」とは「物事に余裕があり、窮屈でないこと」だそうです。今の時代こそ、私達は常に気持ちに「ゆとり」を持って子ども達を見つめ、教育の真理「知・徳・体」の実現のために、それぞれの立場で、それぞれのあの手・この手を駆使して子どもの教育に力を注がなければならないと、強く感じる今日このこの頃です。
【PTA総会】
5月1日(木)に平成20年度のPTA総会が無事終了し、ご多用の中をPTA会長としてお勤めいただいた青野会長を始め、副会長・役員・理事の方々が退任されました。本校の子ども達のために献身的に活動され、充実した各種の事業が展開されましたのも、皆様のお陰と深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
また、新会長に就任された高田会長には、新執行部・理事の皆さんと共に、袋町小学校PTAの更なる進展と子ども達の成長に向けてご尽力くださいますようよろしくお願いいたします。
併せて、PTA会員各位には高田会長の思いを込めた「絆」の意味を十分受け止めていただき、子ども達を中心として保護者・地域の繋がりが更に拡がり、強まりますよう、ご支援ご協力のほどお願い申し上げます。
ゴールデンウィーク
黄金週間は50数年前に映画業界で作られた和製英語で、今ではすっかり私達の生活に定着しています。各家庭では後半の休みに向けて楽しい計画を立てておられることでしょう。普段出来ない家族のふれあいを大切に、感動体験が共有できることを願っています。私は例年の通り、これまで溜め込んだ片付け物に挑戦しようと思いますが、ゴールデンと呼ぶにはとても寂しい休みです。
「雪餅草」
運動場出入り口の靴箱の上に、頭の黒い鳥が羽を広げたような奇妙な物体を発見しました。
持ち主の古田先生に聞くと、「花の中にある丸い芯が、雪のよのうに白く餅のようなのでこの名前がついたのでしょう。」とのことでした。まだまだ世の中分らないことだらけ、勉強になりました。
後 記
今回は少し堅い話になってしまいました。しかし、子ども達の学習や将来に係る大切な学習指導要領ですから、是非、これからの日本の教育の動向に目を向けておいていただきたいと思います
。
第40号
入学・進級おめでとうございます
あいにくの雨ではありましたが、満開の桜と色とりどりの草花に迎えられて、かわいい40名の新入生と、それぞれに新たな気持ちで進級した207名の子ども達が、元気よく平成20年度の学校生活をスタートしました。
毎年のことながら、新学期のこの時期は子ども達も教職員も何となくテンションが高く、活き活きした雰囲気が校内に溢れています。私もこの活き活き感にあやかろうと用事も無いのに校内を歩いて、突然教室に入ったり、不審者のように窓の外から中を覗いたりして授業の邪魔をしながら、子ども達の様子を見せてもらいます。
そうした中で、子ども達が進級したことを実感するのは、やはり2年生です。 半月前には心身ともに成長したとは言え、1年生として心配な様子でしたが、新1年生が入学したとたんに、何となく上級生らしい振る舞いになるのが面白くて不思議です。この前までは、私が教室に入ると「あっ、校長先生じゃ!」と担任の先生の話はそっちのけでキョロキョロしていた子ども達が、私の姿を見てもちゃんと前を向いて先生の話を聞けているのです。(それはそれで一抹の寂しさを感じるのですが・・・ここは喜ばなければいけません。)
もちろん、他の学年も進級を実感させてくれて、それぞれに興味深く見せてもらっています。中でも、さすがに6年生は最高学年としての意識が高まっているようで、頼もしく見えます。元々この学年は男子・女子ともに元気で明るく、フットワークの良い子ども達ですから、これからの活躍が期待できます。(少しプレッシャーをかけ過ぎでしょうか?)
ともあれ、この1年間247名の子ども達全員が心身ともに更に成長し、学力の向上と基本的生活習慣の定着に向けて頑張るよう、学級担任を始め、教科担任・関係教職員ともども指導と支援に力を注いでまいります。各家庭におかれても、日々の子どもの様子に配意いただき、元気で楽しい学校生活が送れるようご指導・ご支援いただきますようお願いします。
【お知らせ】
新学年・新学期を迎え、学校や学年からの配布物(お知らせ・お願い)がたくさんあります。持って帰る子ども達も読んでいただく保護者の皆さんも大変ですが、学習や学校生活に係る大切な内容や期限を切って提出をお願いする文書等もありますので、十分に目を通していただくようお願いします。
併せて、「学校生活のきまり」(新校舎になって年数が経ち、学校内外できまりを守る意識が徐々に薄れてきているように感じます。)についても、担任が指導しますので
各家庭でも機会を捉えて子どもに話してやっていただければ幸いです。
新 入 生
6年生に手をつないでもらって、緊張した様子で新入生が入場してくる姿はいつ見てもほほえましく、この子達がこれからの学校生活をどのように過ごし、どう成長していくのか、 出来ることなら大人になるまでずっと見守って居たい気持ちになります。(まさにおじいち ゃんの心境です!)保護者の皆さんも、入場してくる我が子の様子をジッと見つめ、熱心に写真やビデオに撮っておられます。その姿からは、新入生の喜び以上にお家の方々の喜びが伝わってきて、失礼ながらこれもまた、ほほえましく拝見しています。
小学校の6年間は、人生で最も長い学校生活を過ごし、心身ともに大きく成長する時期です。 教職員による指導はもちろん、1年生から6年生までの多くの子ども達との関わりの中で、 学習に運動に遊びに充実した学校生活を送ってほしいものです。
「沈丁花」
校庭の東の植え込みに沈丁花の花が咲いていました。小さな花が丸く集まり、華やかさはありませんが、自分の存在を知らせるように、甘い香りを放っています。
後 記
先日、不覚にもギックリ腰になり、一時歩くことも寝返りを打つことも出来ない状況になってしまいました。
入学式を数日後に控え、何とか歩いてお辞儀が出来るくらいにはならなければと、楽しみにしていた 体協の「お花見」もお断りして治療に専念し(寝ていただけなのですが)、ぎこちない動きながら、やっと4月7日の諸行事を終えることが出来ました。準備万端、当日の進行も滞りなく進めてくれた教頭・教職員に感謝です。
第39号
卒業・進級おめでとうございます
6年間の小学校生活を終え、29名の6年生は明日の卒業式に向けて、緊張と喜びの中で充実した日々を過ごしています。袋町小学校で学び、身に付けた知識・技能を基にこれからの中学校生活を実りある3年間にしてほしいと心から願っています。
また、1年生から5年生は、それぞれの進級に備えて学習や生活のまとめに取り組んでいますが、忙しい中にも子ども達のうれしい気持ちが伝わってきます。
教職員にとっても、この時期は1年間の成長の跡が伺える楽しい時です。特に本校は小規模、教科担任制の取組みにより、どの教職員も各学年の子ども達の様子を理解できる環境にあります。そうした中で、善しにつけ悪しきにつけ常に子ども達のことについて、時には真剣に、ある時は雑談の中で話し合い、共に笑い・喜び・悩み・落ち込みながら、子ども達をより良く育てるための様々な「知恵と工夫」出し合っています。そうした「知恵と工夫」も含めて、本校ではこれまでも袋町小学校として特色ある教育の推進に努め、子ども達の学力向上、生活習慣の確立等に取り組んできました。本年度も新たに2学期制の導入、ひろしま型カリキュラムの研究開発、いきいき袋町っ子の実施などに取組み、多くの子ども達の学習・生活両面に成長の跡が伺われました。
中でも「いきいき袋町っ子」週間の取組みは、子ども達の多様さが伺われる興味深いものでした。毎月の初めの1週間、月曜から金曜日までの学習や生活を振り、それぞれの子どもが自己評価で記録を付けていますが、面白いのはその結果です。
傾向として自分の生活にきちんと向き合い、厳しくチェックしている子の評価は概して低く、月ごとに自分なりに改善しようとする姿勢が、本人の反省やお家からのコメントに現れています。一方、おおらかな子(別の言い方をすれば自己分析が苦手な子)の評価は全般に高い傾向にあるようです。確かに自己評価ですから、「僕は、僕なりに願張頑張っとるんじゃけぇ」と言えば、それもありかなとは思いますが? 中にはおおらか過ぎ(おおらかとはちょっと違いますね!)て、チェックカードをいつも無くしてしまう子もいます。こうなると自己評価も出来ないため、担任からの指導も十分に行き届かず、改善につながらないと言う残念な状況になってしまいます。
全学年にわたって「早寝、早起き」などの生活時間は特に気になるところですが、どの項目も子ども達の学力の向上と生活習慣の確立のために、学校生活(もちろん、社会生活でも)を送る上で、身に付けておかなければならない最低限の大切な内容として絞った10項目で、各家庭と学校の連携なしには定着させることは出来ません。この「いきいき袋町っ子」の取組みは来年度も続ける予定ですので、全学年・全家庭で、是非、我が家の子どもの日々の生活に気を止めていただき、学力の向上と生活習慣の確立をめざして、子どもと共に改善に向けた取組みをしていただくようお願いします。
【校内クリーン活動が行われました】
昨年11月の活動に続いて、3月12日(水)に第2回のPTA校内クリーン活動を実施しました。この度も沢山の保護者・地域の方々のご参加をいただき、年度末の大掃除を子ども達と一緒にしていただきました。日頃子ども達の目の届かない場所や隅々まで丁寧に掃除していただき、子ども達との交流も含めて大変良い活動となりました。この場を借りて心よりお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
「パンジー」
子ども達が植えたパンジーが、きれいな花を咲かせ、校庭を彩っています。
後 記
三寒四温を繰り返し、確実に春が近づいて来ていることを感じる毎日です。子ども達には、体調を崩さず、元気に学年のまとめと新学年への準備に取り組んでほしいものです。
第38号
2月は、2日の袋町小学校創立記念式に始まり
2月は、2日の袋町小学校創立記念式に始まり学校協力者会議や学校保健委員会、各学年の参観懇談会など各種の学校行事や交通博物館・消防署・警察署の見学、NHK訪問、宮島での「もみじ饅頭」作り体験など各学年の校外学習、PTC活動では花壇造りや地域の皆さんとの昔遊び交流を行うなど、沢山の保護者の皆さんや地域の方々に学校にお出でいただく機会も多く、それぞれの場面で子ども達の様子を見ていただいたり、交流を深めたりすることが出来ました。
子ども達からも、様々な行事や交流を通して1年間の成長を感じることが出来ました。例えば、創立記念式典では30分ばかりの式でしたが、私の挨拶や来賓の方々の祝辞の間も大きく列を乱すことなく、ずっと起立したまま姿勢を正して話を聞く様子を見ても各学年の心身の成長のあとがうかがえ、とてもうれしく思いました。
1年間の成長の幅は個々に違ってはいますが、日々の学習の積み重ねは着実に学力や生活力に繋がることを実感します。「継続は力なり」。私の卒業した高校でいつも耳にし目にしていた言葉です。自分自身に問いかけると、胸を張って「継続は力なり」を実行したと言えることは何も無いのですが、今になってこのこの言葉の重みが分ってきたように思います。
創立記念式典で言えば、「30分間(式が始まるまで待っている時間を含めるともっと長いでしょう)じっと立って話を聞くことは1年生には少し無理かな?」という思いはありましたが、少し無理をさせる・少し我慢させる・少し頑張らせることが、今の子ども達には必要だと考えてそのまま進めました。
それは学習面でも生活面でも同様です。「継続は力なり」を言葉として理解させることは難しいかと思いますが、個々の子どもに合った「少しの無理・我慢・頑張り」を学校でも家庭でも意識的に与え、続けさせることによって「継続は力なり」を実感できる子ども達を育てたいものです。
今年度からスタートした2学期制も年度のまとめの月を迎え、各学年とも忙しく動いています。これから年間授業時数の確保や学校行事の見直しなどの成果と課題を検討し、来年度に向けた計画作りに取り組んで行きます。
2学期制で昨年度までと変わった点は、3月に年度末の個人懇談会を行うことがあります。1年間を振り返り、次年度の学習や生活にどう向かわせるか。学級担任とともに懇談をしていただきたいと思います。中でも6年生は卒業前の11日(火)と14日(金)に懇談を計画していますので学級担任との調整をよろしくお願いしたいと思います。
「ヒヤシンス」
3年生が人権学習でいただいたヒヤシンスの球根がピンクや白、黄と彩り豊にきれいな花を咲かせました。
暴走老人!
先日、学校保健委員会が始まる前の校長室で、 耳鼻科校医の滝口先生が鞄から一冊の本を取り出されました。「暴走老人!」とはその本の題名で、滝口先生曰く、「私はこれからこんな暴走老人になるかもしれない。」とのこと。他の学校医の先生方も私も滝口先生の話に引き込まれ、一時その場が賑わいました。私は本の内容が気になり、早速、本屋で「暴走老人!」 を購入して読みました。
本の題名は過激ですが決して老人を非難する内容ではありませんでした。確かにインターネットや携帯電話などによる急激な情報化社会の流れに置き去りにされ、孤独感を募らせる老人のストレスが、突然爆発する状況も分らないではないなと感じます。
暴力や犯罪行為は決して許されるものではありませんが、滝口先生が言われたように、私も暴走老人になる素質は十分あるなと妙に納得してしまいました。
人は、年を重ねると人格も円満になり、人生経験で培った知識や知恵を次の世代に伝え、皆から尊敬される老人になる。と言う姿は幻想なのかも知れません。戦後の日本を支えてこられた方々の姿としては余りに寂しく悲しいことです。
後 記
6年生が、PTC活動で保護者の皆さんと一緒に平和資料館の階段前に花壇を造りました。枝垂桜とハナミズキ、金柑の苗とパンジーを植えて、安らぎのスペースが出来ました。10年後には子ども達の成長とともにそれぞれの木々も大きく育っていることでしょう。
第37号
1月も半ばを過ぎた頃から
1月も半ばを過ぎた頃からやっと冬らしい寒さが続き、15日から始まった子ども達の挨拶運動も日頃の行いの良い(?)班の時には寒さも一段と厳しく、まさに我慢大会のような状態の中で頑張っています。
この寒さの中で子ども達の防寒対策も様々あり、ほぼ通常の基準服のままの子どもがいれば、マフラーか手袋をつけている子ども、ごく少数ながらコートにマフラー・手袋と北国からやって来たような子どもまで、次々に登校してくる様子は見ていてとても笑えると言うか不思議な光景です。ただ、本校は基準服ということもあって、学習時間にはきちんとした服装で授業を受けているので安心していますが、自由服の学校ではなかなか面白い状況を経験しました。
自由服ですから冬場は長ズボンに厚手のジャンパー、その下にはセーターなどを着込んでくる子どもが多く、教室内でストーブを焚き十分温かいにもかかわらず上着を脱がずに授業を受けている子や真っ赤な顔をして汗をかきながらもジャンパーを着込んでいる子など、自分で判断して衣服の調節が出来ない子がいるのです。「暑いから上着を脱いだら?」と言うと、どこまで脱いだらいいのか分らない子やセーターを脱ぐと下着になってしまう子など、衣服を着る基本的な考え方が身についていない子どもが沢山いました。(ただ単に面倒くさいと言う子もいたとは思います。)
自分の体調やその日の天気を判断して洋服や持ち物を決めることも基本的な生活習慣の1つなのです。低学年では難しいにしても中・高学年の子ども達には、自分の責任で「暑いか、寒いか?」「雨が降りそうか?」くらいは考えさせたいものです。
以前、10月末の寒いニューヨークの街角でコートに身を固めて信号を待つ私達の横に、ランニングシャツに半パン姿の人がいたのには「アリエナイダロウ!?」と驚きました。これも自己判断・自己責任として認めていくことが必要なのでしょうが、例えば、テレビに出ているタレントさんを見ていると、同じ画面に映っているにもかかわらず、裸同然の薄着の女性タレントがいるかと思えば、革のジャケットにハイネックのセーター・マフラー(スカーフ?)まで巻いている男性タレントもいます。さらにその横には海パン・褌一丁のお笑いタレントまで、スタジオの温度はどうなっているのか分りませんが、どう見ても不自然です。子ども達がこんな場面を日常的に目にすることも、衣服を着る基準に混乱を招いている要因があるのかもしれません。
いくら多様化の時代とは言え、やはり子ども達の生活習慣(行動力・判断力)を養うためには、私達大人がTPO(古い言葉です)に応じた適切な立ち居振る舞いを見せることしかないのだと思います。
※TPO・・・Time(時間) Place(場所) Occasion(場合)の 頭文字をとって、石津謙介氏が発案した和製英語です。
「日本水仙」
事務の要田先生が、実家の庭に咲いていた水仙を校長室に生けてくれました。
部屋中にとてもいい香りが広がっています。
偽
この漢字は昨年の「今年の漢字」として圧倒 的多数の票を集めて選ばれました。1年間の日本の姿が「偽」という字で代表されることは、本当に恥ずかしい限りです。冬休み前の学校朝会で、今年の漢字として子ども達に説明し、本物になることの大切さと本物を見分ける力をつけるよう話をして、「来年こそは良い漢字が選ばれるように頑張りましょう。」と約束したところです。
しかし、年明け早々にリサイクル用紙の偽装が明らかになり、これまでリサイクル・エコのために積極的に購入してきた多くの国民を裏切る結果になりました。
関係機関には各業種からの内部告発が殺到し、多すぎて処理しきれない中での今回の事態ですから、私達は何を信用すれば良いのか、生活の基準が脅かされています。
今も他国の「偽」や「嘘」を槍玉に挙げて批判している我が国こそ、大いに反省しなければなりません。社会も政治も、日本の国を挙げて本物の基準を示してやらないと、子ども達はますます混乱し露頭に迷うのではないかと、非力な私は大変憂慮しています。
後 記
例年のことながら、1月は本当にアッと言う間に過ぎてしまいました。
これからは、今年度のまとめの時期であり、次年度の準備の時期でもあります。 時が早いから忙しいのか、忙しいから時が早く流れるのか分りませんが、書類の提出日や原稿の締め切り日に追われる毎日です。(追い込まれないとやらない性格ですから時の早さは関係ないのですが・・・)
第36号
新年 明けましておめでとうございます
十二支が一巡りして、「子」年がスタートしました。
心新たに迎えた新年が、袋町小学校の子ども達にとって、また保護者・地域の皆様にとって、より佳い年でありますよう心からお祈り申し上げます。
袋町小学校教育目標
「よく考え、思いやりの心をもつ、元気な子どもを育てる」
求める子ども像
○ 知的で感性豊かな子ども
○ 自他の人格や個性を大切にする子ども
○ たくましくねばり強い子ども
めざす学校像
○ 落ち着きと潤いのある学校
○ 学ぶ喜びを育む学校
○ 一人一人にとって心の拠り所となる学校
めざす教師像
〇 明るく信頼される教職員
〇 一人一人の子どもを大切にする教職員
〇 専門職として自ら力量を高める教職員
本校が掲げる学校教育目標、子ども像、学校像、教職員像は袋町小学校独自の言葉で表現していますが、その内容は学校教育として行うべき当然のこと、言い換えれば「当たり前」のことです。
しかし、この「当たり前」を実行・実践し、達成することは一朝一夕には出来ません。すでに達成が見え始めていることやもう少し頑張らなければならないことなど、常にこの目標を心に留めて教職員一同、力と心を併せて袋町教育をさらに充実させたいと考えています。
子ども達や保護者の皆様から「袋町小学校で学んで良かった。」 地域の方々が「袋町小学校があって良かった。」そして、私達教職員も「袋町小学校で勤務して良かった。」と言える。今年も、そんな学校づくりをめざして取り組みますので、引き続き保護者の皆様・地域の皆様のご理解とご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
「山茶花」
この時期に袋町公園を唯一彩っている花が山茶花です。ピンクの花が次々に咲いてきれいです。
公園に来ていた子ども達が「明けましておめでとうございます」と元気な挨拶をしてくれました。
初 詣
大茶臼山の麓のお寺から除夜の鐘が響き、雪の降る中で新しい年が明けました。
私の初詣は、地元の己斐「旭山神社」、袋町小学校の地元「白神社」、学問の神様「防府天満宮」(数年に1回は「大宰府天満宮」まで)へのお参りです。今年は加えて厄払い(数えで61歳、子年の本厄です)の為に倉敷市の「由加神社」 にお参りしました。
それぞれの神様には、それぞれの理由をもってお祈りをしているのですが、大勢の神様に勝手なお願いをして「優先順位を付けろと言われると困るな。」と思いつつ、毎年の恒例行事になっています。
いただいた御神籤は「末吉」、世の為人の為に尽くしなさいとあり、学問は「雑念多し全力を尽くせ」とのこと。まだまだ頑張れと言う神様からのお言葉は、まさに私にピッタリでした。
後 記
地球温暖化のせいなのかどうか?最近は雪も少なく、今年は年末から年始にかけて初雪がやっと降りました。久々に寒いお正月でしたが、それぞれのご家庭ではどのように過ごされたでしょう。
年々正月らしさが薄れてきて、新年を迎えた子ども達には、気持ちを新たに1年をスタートするという実感が余り持て無いかもしれません。正月を含めて日本の伝統的な行事は、各家庭の家風に沿った方法で子ども達に是非伝えていただきたいと思います。
第35号
地球温暖化の影響か、春夏秋冬の変わり目も定かでないまま平成十九年が終わろうとしています。せめて百八つの煩悩を払い、初詣をして気持ちだけでもけじめをつけて平成20年「子」の歳を迎えたいと思います。
本校は、今年から実施した2学期制の取り組みや「ひろしま型カリキュラム」研究開発校の実践など、教職員は多くの仕事に追われて多忙な日々を送りましたが、子ども達にとっても長期休業の直前・直後までしっかり授業が行われるという、残念な多忙感もあったようです。
そうした中にあって日々の教育活動や多くの学校行事・地域行事を通じて、子ども達は心身ともに健やかに成長していると感じます。
特に先日の教育公開研究会への取組みを通じて、子ども達の学習姿勢は態度・意欲ともに向上が見られ、参観された多くの先生方から高い評価をいただきました。大変うれしいことですが、これからも油断することなく一人一人の子どもが本物の学力を身に付けるための取組みを続けて行きたいと思います。
また、生活面でも挨拶や掃除・係り活動など、任された仕事をきちんと出来る子どもが増えていることもうれしいことです。ことに挨拶は高学年から低学年まで、以前に比べると大変良くなっており、来校のお客様にも挨拶できる子ども達が学校の印象を更に高めてくれています。
ただ、「もう少しだな」と感じる点もあります。例えば、児童集会など、班単位で全校児童が集まった時の無駄話やひそひそ話がなかなか止まらない(学校朝会では静かに出来ることが、場所や条件が変わると出来ない場面をよく見ます)とか、男子間、女子間、男女間を問わずお互いに対する言葉遣いが悪い(遊びの場面や学校を離れた時ではありますが)など、まだまだ細やかなところで丁寧な指導が必要と思われます。
全てが100点とは行きませんが、これからも良いところはますます伸ばし、気がかりなところは、その都度繰り返し、何度でも指導するという姿勢を、大人の誰もが持ち続けなければなりません。それぞれのご家庭でも、地域でもより良い袋町の子どもを育てるために来年も引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。
《 学校プチ自慢 》
12月17日のTSSテレビ「満点ママ」で袋町小学校の放送がありました。沢山の図画工作の作品が美術館の様に飾られたきれいな学校として紹介されました。画面では、主に2年生と保護者の皆さんを中心としたお芋パーティや去年から続く読み聞かせの様子が取り上げられ、袋町小学校は保護者・地域の方々が積極的に教育活動に参加されていることが上手に伝えられており、なかなかの編集に感心しました。
「あのねイャー」と言う大きな耳に頭をつっこんで、色々な質問に答えるコーナーでは各学年から2名ずつ代表が出て、それぞれに楽しい回答をしたようです。残念ながら全員の放送はありませんでしたが、ここでも袋町小学校の子ども達の素直で明るい様子が良く伝わってきました。
「秋桜」
我が家の庭のすみに、コスモスが頑張って咲いていました。 細くて頼りない感じですがとても強い花です。
今 年 の 漢 字
日本漢字能力検定協会が、毎年12月12日の漢字の日に全国から公募する「今年の漢字」に90,816票中16,550票という圧倒的多数で「偽」と言う字が選ばれました。ちなみに2位は「食」3位は「嘘」と言う字でした。 確かに今年は食肉の偽装から野菜、ファーストフード、菓子など、産地の偽装や賞味期限の偽標示、老舗料理店や名物菓子店の偽装・改ざんと、 食に関する偽物や嘘が溢れた年でした。
二百年、三百年と続く日本の老舗店は「客と店」の相互の信用・信頼によって支えられており、諸外国には見られない素晴らしい文化とも言えます。また、日本人の勤勉さや高い能力の証とも言えるものだと思います。
ここに来て相互の信用・信頼関係がもろくも崩 れたことはとても残念なことです。 いったい日本人はどこに向かって進んでいくのでしょう。
来年こそはもっと夢のある、美しい漢字が選ばれてほしいものです。
後 記
相変わらずのバタバタした年の瀬を過ごして、新年を迎えることになりそうです。
とは言っても、私が特別の事をやっている訳では無いのですが?
第34号
今年の天気は気まぐれで、秋の過ごし易い季節を楽しむことなく、いきなり夏から冬になったように感じます。そのため、子ども達も風邪を引いたり体調不良を訴えたりする様子が多く見られました。心配されるインフルエンザ(集団風邪)も例年より早い流行が予想されており、学校としても手洗いやうがいの励行による予防対策に努めています。
先日の職員朝会で保健室の中本養護教諭からも説明があり、今年の国のキャッチフレーズは「ひろげるなインフルエンザ ひろげよう咳エチケット」だと聞き、なかなかうまいことを言うなと思ってしまいました。
確かに、咳をすると2〜3mの範囲でウィルスが飛散すると言われています。クシャミは8〜10mと言われていますから、無防備でクシャミをすれば、教室中にウィルスが撒き散らされることになります。と聞くと息も出来なくなりそうですが、子ども達の感染経路は、手指や咳を介した接触・経口感染が多いようです。低学年の集団風邪による欠席の様子を見ると、いつも頭を寄せ合っている班やグループごとにポッカリと教室が空いており、子ども達が日頃から団子状態で生活していることがよく分ります。また、そのポッカリが順番に移動していったり、全体に広がったりするのが集団風邪の特徴です。
そうしたことから、私自身が感染源、または、感染経路になる心配もあるため、少し寂しいのですが当分の間子ども達との朝の握手は自粛することにしました。学校としても、早退措置や学級閉鎖は出来るだけ避けたいと思いますので、「早寝 早起き、朝ごはん」の実行を含め、基本的な生活習慣の確立に努めていただくとともに、日々の健康管理と罹患した際の適切な治療をお願いします。
以前の学校では、健康観察と併せて「ハンカチ ちり紙 つめ」調べを行っていた記憶がありますが、各学校とも今では朝読書や学級指導の充実に力を注ぐことが多くなりました。清潔なハンカチ・ちり紙の携帯などについては基本的な生活習慣の一つとして、それぞれの家庭で子ども自身で準備させていただきたいと思います。せっかく手洗いをしても、洋服の端でパタパタと拭いてしまったり、鼻水が出ても手でぬぐったりすると「風邪の予防」は台無しです。健康教育の一環として、学校でも引き続き指導を行いますので各家庭においても生活習慣の確立にご協力をお願いします。
《歳末植木市が開かれます》
恒例のPTA主催、歳末植木市が12月21日(金)の9:30〜14:00に正門前で開かれます。年2回の植木市は地域の方が心待ちにされており、「今年はいつ開かれるのか」との問い合わせもよくあります。PTA文化部の皆さんを中心に役員の方々にお世話いただきますので、保護者の皆さんを始め地域の方々にも沢山お買い求めいただければいいなと思います。
「ビオラ」
1年生と2年生が、学校前の大きなプランターや校内の植木鉢・花壇にビオラとパンジーを植えてくれました。
これから冬を越し、春まで色とりどりのかわいい花を咲かせてくれるでしょう。
猫 の 家 族
仲間の集まりの場で「猫派」「犬派」の話で盛り上がることがよくあります。
私はどちらかと言うと「犬派」なのですが、猫も嫌いではありません。あなたはどちらでしょう?と言う話ではなく、いつの頃からか学校敷地内に猫の家族が住み着いて大変困っています。 しかも、次々に子どもが生まれ大家族化しています。風来坊のような見かけない猫も出没し始めました。たぶん、学校を中心に袋町のあちこちに出かけているのでしょう。見ているぶんにはとてもかわいいのですが、問題は運動場や校舎周りなど、所かまわず糞や尿を撒き散らすことです。今では、校庭の糞を探して撤去するのが教頭先生の毎朝の日課になってしまいました。
ご近所に猫が好きで、ジュノー広場の植え込みに「餌や水」を置かれる方が居られるために、猫家族は完全に学校に居ついています。
子ども達の健康と衛生管理上大変困るので、お家で飼っていただくよう手紙を書いたりしていますが、今日も外では相変わらず、猫達が校庭で仲良く、わがもの顔で遊んでいます。
後 記
猫の餌やりについては、どこかの団地でも問題になっていました。私が住む己斐の団地では、猫の餌をねらってタヌキの家族がやってきます。まさか学校にタヌキと言うことは無いでしょうが、タヌキのほうが、まだ愛嬌があっていいかもしれません。
第33号
今年、4月24日に全国の小学校6年生と中学校3年生対象に初めて実施された「全国学力・学習状況調査」の各県別の平均正答率が公表されました。
広島県ではこれとは別に従前から県内の小学校5年生と中学校2年生対象とした「基礎・基本学力定着状況調査」が行われており、これまでにも子ども達の学力定着状況や生活状況についてお知らせし、個々の子どもへの指導や学年・学校として学習指導計画の改善、生活指導への活用等に役立ててきたところです。
この度、それぞれの調査結果が明らかになりましたので、その内容についてお知らせしたいと思います。
まず、5年生の「基礎・基本学力定着状況調査」の通過率です。
袋町小学校
広島市平均
広島県平均
国語科
67.3%
63.7%
64.2%
算数科
80.8%
75.8%
75.6%
(通過率は%で示してあり、点数と考えていただければ良いと思います。)
両教科ともに市・県の平均値を上回り、学力の定着状況は良好といえます。しかし、今年の国語科の調査内容は読解力・表現力を問う傾向の設問が多く、昨年までの平均値からは低い結果となりました。
国語科では、「場面を想像しながら読む」や「漢字・ローマ字を書く」などの力が優れている様子がうかがえましたが、「書く内容を収集・選択して、理由を明確に書く」や「自分の考えが分るように、段落相互の関係を考えて書く」などの読解力・表現力が十分でない傾向が分りました。
算数科は全般に高い平均値ですが、「単位などを比較する際、必要なことを落とさず筋道立てて説明する」などの力が不足しているようです。
両科目ともに共通した課題として読解力・表現力の向上が求められます。この点については、本校の子ども達だけでなく全国的な傾向として言われていることであり、6年生を対象とした今回の「全国学力・学習状況調査」結果からも同様の分析が行われているようです。
それでは、6年生の「全国学力・学習状況調査」について説明します。実施教科は5年生と同じですが、各教科ともに「A:主として知識」を問うものと「B:主として活用」を問う形式になっており、それぞれに平均正答率(通過率と同じ)が出されています。
袋町小学校
広島市平均
広島県公立平均
全国公立平均
国語科A
83.3%
82.8%
83.3%
81.7%
国語科B
70.0%
65.0%
65.0%
62.0%
算数科A
85.8%
84.2%
84.7%
82.1%
算数科B
65.7%
65.7%
65.0%
63.6%
6年生の各教科の正答率も市・県・全国を上回り、概ね良好と考えられます。しかし、国語科では「文章を構成して、書き換える」力や「要点を聴き取り、効率よくまとめる」「聞き手に分りやすい話し方を選ぶ」等の力がやや劣るようです。算数科でも「図形を見いだし、面積を比較・説明する」等の応用力が十分では無いようです。
また、もうひとつの課題として個々の子どもの学力をどう伸ばすかということがあります。ここに示されているのはあくまでも平均値であり、一定の学力が定着しているかどうかの目安にはなりますが、本校の数値が市・県・全国の平均より高いことで安心してはいけません。大切なことは数字に惑わされること無く、一人一人の子どもに力をつけるために、学習面だけでなく生活面も含めて、学校としてすべきこと、家庭としてすべきことを互いに連携しながら、確実に実践することが大切です。
なお、該当の6年生には、後日個別の評価用紙を返しますので説明等と合わせてよくご覧になり、これからの学習の参考にしていただきたいと思います。
「栗」
紅葉が広がる吉和の里、「太田川源流の森」で拾ってきました。
学 力 調 査
先日テレビを見ていると、数人の若い芸人さんが3年生程度の算数の問題に挑戦していました。ところが、どの子もまったく問題が解けません。と言うより、問題の意味さえ分っていません。面白おかしく回答して皆を笑わせているのですが、視聴率を稼ぐためのやらせなのでしょうか。その後のクイズの常識問題もチンプンカンプンです。もしも本気で分からないということであれば、全国学力・学習調査以前の問題です。もちろん、教員としても大いに反省すべきことです。また、こんな事で視聴率を上げようとするテレビ局の姿勢も恥ずかしい限りです。
後 記
急に朝夕が涼しくなり、秋を飛び越えてすぐに冬がやってきそうな気配になりました。お陰で体調を崩す子ども達もいるようですが、学校・地域での行事も多い時ですから、子どもも大人も健康管理に気をつけましょう。
第32号
先日、ある研究大会で中国電力陸上競技部監督 坂口 泰さんのお話を聞く機会がありました。
坂口さんは広島県出身で、世羅高校時代からインターハイや国体など、全国大会で高校新記録を含む数々の優勝経験を積み、その後、早稲田大学でも箱根駅伝総合優勝の中心選手として華々しい活躍をしてこられた方です。
大学卒業後はヱスビー食品に入社、実業団チームでも数々の実績を残され、平成2年に中国電力陸上競技部コーチ、監督(平成4年から)として広島に帰って来られました。中国電力陸上競技部(略称 中電陸上部)は、現在、日本陸上競技会のトップレベルの長距離選手を多数擁し、ニューイヤー駅伝やマラソン国際大会で優秀な成績を収めています。
しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかったとのことです。ヱスビー食品・旭化成などの全国ネットの実業団チームと違い、地方の実業団チームにはなかなか優秀な選手が集まりにくいことやそれぞれの会社における運動部の位置づけなど、中電陸上部に限らず、どこのチームもその運営に苦労しているようです。
坂口さんが入社した当時の中電陸上部の選手達も社会人・実業団チーム選手としての意識が低く、日常の生活場面での自己中心的な言動が多く見られ、選手間のトラブルが絶えなかったとのことです。そんな中で、地道な生活指導・競技活動を進め、日本代表選手が出るまでのチームを育てるに至ったわけですが、今度はマスコミや周りの人にチヤホヤされて、派手な服装や茶髪などに走り、自分の立場を勘違いする選手も出るなど紆余曲折の歴史をたどって現在に至っていることを聞きました。
実業団トップチームとなった今では、日本代表選手を中心にチームの意識も高まり、「心を一つに気持ちをつなぐ」駅伝競技で優秀な成績を挙げることが出来るなど、多くの人々の協力なくして競技は出来ないことを選手達も実感しているとのことでした。
話の中で「自分のことしか考えない選手は伸びない」「監督の言う通りやっているだけではだめ、自分で考える力・自己管理できる力が大切」「嫌々やっても力にはならない」など、競技力向上のための日々の取組みは学校教育や家庭教育・社会教育との共通の理念が感じられ、あらためて袋町小学校教育を考える良い機会になりました。
【校内クリーン活動の実施について】
「学校へ行こう週間」中の11月6日(火)の13:30〜14:05、学校の清掃時間に合わせてに校内クリーン活動が行われます。
これはPTAから提案をいただき、保護者の皆さんの力をお借りして子ども達と一緒に校内の各場所を清掃しようというものです。本校は平成14年に新築され、近代的な施設・設備の中で子ども達は学習に運動に励んできました。日々の掃除も頑張ってはいるのですが、少ない人数と慣れない掃除の仕方など、なかなか行き届かないところも多く、隅々にやや汚れが目立つようになっています。
この度、大変ありがたい提案をいただきましたので、都合の良い方は校内クリーン活動に参加いただき、子ども達とともに清掃活動に汗を流していただければ幸いです。
「ゴーヤ」
昔は見たことも食べたことも無かった(私だけかも知れません?)この野菜が、ポピュラーになったのはいつ頃からでしょうか。
学年園では、まだ元気にかわいく黄色い花を咲かせ、実をつけています。
白神社秋祭り
10月28・29日に恒例の白神さんのお祭りがありました。まずは神社にお参りをしようと境内に入りますと、袋町学区社会福祉協議会の皆さんを始め、学区の地域の方々がそれぞれの役を勤めておられました。
学校を含め、袋町の地域全体がこうした方々の献身的な支えの中で生かされていることを思い、ありがたく感じました。
祭りのほうは、いつものように夜店がならび、多くの家族連れや本校の子ども達が楽しく見て回ったり、ゲームに興じたりと賑やかです。 ここでも沢山のPTAの皆さんが子ども達の様子を巡視しておられました。
今年は外国の方の姿が多く、賑やかな神楽を興味深く見ている様子を、私は更に興味深く見てしまいました。
後 記
今年行われた大阪世界陸上の話も、坂口監督から聞きました。
マラソンの油谷選手に限らず、為末選手、室伏選手、池田選手等々、「サムライ〇〇」とか「〇〇の真珠」などと勝手なキャッチフレーズをつけて、大会前にはあれだけ持ち上げ、騒いでいたマスコミが、メダルが取れないとなると一転して「日本陸上惨敗!」と冷たい仕打ちをすることが悲しいとの思いを話されました。
まったく同感です。中電陸上部ガンバレ!
第31号
10月を迎えて、朝夕は少し過ごしやすい時期になりました。
子ども達も大休憩や昼休憩には、運動場に出て遊ぶ姿が多くなり(どの学年も外遊びを積極的に勧めています)、サッカー、手打ち野球、バスケットボール、ドッジボールなどのボール遊びグループと、鉄棒、上り棒、ジャングルジム、ブランコなどの固定遊具グループ、鬼ごっこや追っかけっこグループ、そして校庭の隅で砂遊びをしたりメダカ池周りで過ごしたりするグループなど、それぞれの学年や個々の子どもの発育・発達状況に応じた多様な遊びの姿を見る事ができます。
どのグループも仲良く元気に遊んではいますが、小さなトラブルも起こります。特に野球遊びのアウト・セーフ、鬼ごっこのタッチは、その微妙な判定をめぐってよくもめています。多数決やじゃんけん、時には声の大きさで勝ち負けが決まっているようですが、子どもの遊びにとってこのトラブルこそが大切な学習の場なのです。学校は、それぞれの生育環境から多様な考え方や行動様式を持った子ども達によって小さな社会を構成しています。トラブルのケースにもよりますが、できるだけ子ども同士で解決させる中で相手の気持ちを推し量ったり、周りの友達の意見を聴いたりする力などが養われるものと思います。もちろん、理不尽な結果や喧嘩につながることもあるでしょうが、子ども達は、そんなことも含めて人と人との関係を学び、社会性を身に付けていくものだと思います。極端な言い方をすれば、学校はそのためにあるとも言えるでしょう。
子ども達が目の前の課題を解決する能力「物事を見、聞き、分り、判断し、正しく行動する力」は、一朝一夕には身に付くものではありません。バーチャルな世界でなく様々な実体験を通して、繰り返し学習させる事が今の子ども達に最も必要な教育のように感じます。
そういった意味では、木曜日午後の校庭開放で、子ども達が学年を超えて仲良く野球をしていることはとても素晴らしいことです。「遊び場の提供」「体力つくり」という目的以上に、異年齢の子ども同士がより良い社会性を培う効果を上げていると思います。
【学校給食献立ランキング】
学校朝会の話から、子ども達が寄せてくれた「もったいないカード」には「鉛筆・消しゴムなどの文房具を粗末にする」についで「給食を残す」と言う意見が圧倒的に多く、子ども達の残菜に関する意識はそんなに低くないと思います。
9月の献立中、人気bPはフレンチポテト(残食率1.1%)、続いてポークカレーライス(3.2%)、春巻き(3.7%)でした。対して、ゴマ酢あえ(残食率26.1%)、豚肉と野菜のスープ煮(15.6%)、肉団子と野菜のうま煮(14.3%)は沢山残った献立の代表です。そのほかの献立も含めて野菜類や煮物類が10%を超えて多く残る傾向にあるようです。
残食率26.1%と言うと、本校の給食数259食中68食、約2学級分が残菜として廃棄されていることになります。嫌いな物を無理やり食べさせることは精神衛生上よくないとは言いながら、「もう一口でも頑張れないかなぁ」とMOTTAINAI世代の私は思うのです。
「ピーマン」
学年園のピーマンが沢山実っています。熟れ過ぎて真っ赤に
なったピーマンもあります。
秋
秋と言うと、「スポーツの秋」「読書の秋」 「食欲の秋」など、様々に形容される季 節です。「天高く 馬肥ゆるの候」と言う諺もあり、実り豊かなのどかな秋を連想させますが、元々の語源は漢書『匈奴伝』 に書かれており、「秋になって強く逞しく肥え太った馬にまたがり、収穫した穀物を狙って匈奴(モンゴル高原の遊牧騎馬民族)がやって来る季節になったので警戒しなさい。」と言う意味だそうです。
いつの頃から現在のような使われ方になったのかは不明ですが、私達の身の回りには元の意味とは全く違った使い方をしている言葉が案外多いのかもしれません。
後 記
一年中で一番過ごしやすい季節にはなりましたが、スポーツは運動不足の体に無理があり、読書はじっくり読める時間がとれず、食欲となるとメタボリックが心配になり・・・などと屁理屈をつけて、今年も実り多い秋とはあまり縁の無い季節を送りそうな毎日です。
第30号
夏休みが終わり20日ばかりが過ぎました。秋が来るとは思えないような暑い毎日が続く中、子ども達は早くから学校生活のリズムを取り戻し、2学期制前期のまとめの月として学習に運動に元気な様子で頑張っています。
正門前の朝の挨拶も、以前に比べると「おはようございます」と大きな声で挨拶を返す子どもが増えたように思います。気持ちの良い挨拶や返事が出来ることは、私達がより良い人間関係を築くための基本であり、子ども達が将来の社会人として身に付けておかなければならない最低限のマナーの1つです。
挨拶の大切さについては子ども達も良く分っており、計画代表委員会でも、挨拶については毎回のように話し合いの内容に上がっているようです。9月の第5回計画代表委員会では「あいさつをする人が増えた」と言う意見があり、子ども達も私と同じ感覚で皆の挨拶を受け止めている事にうれしさを感じます。
仕事柄、会議等で他の小学校や中学校に伺うことが多くあります。時間帯もちょうど掃除時間の頃が多く、子どもとの接触場面があるわけですが、こちらから挨拶をする前に「こんにちわ!」と大きな声で挨拶が出来る学校があります。それもとても自然で、学校に来られる方に挨拶することが身についている様子が良く分ります。そんな学校では、当然掃除も黙々と丁寧に取り組んでいます。
伺う学校の全てがこのような様子ではないのですが、こちらの気持ちも和み、なんだかホッとした気分になります。袋町小学校は挨拶をする子が増えたとは言いながら、挨拶・掃除などについてはまだ発展途上中だと感じます。すぐに100%とはいかないながらも、学校・家庭・地域が常に意識して指導を続けなければならない課題と考えています。
そういえば私の小学校時代、ある先生から挨拶はもちろん、返事についても厳しく指導され、「訳は分らんでもええから、とにかく大きな声で『ハイ!』と返事をせぇ」(そうは行かんじゃろう?と思いながらも)と言われてパブロフの犬のように条件反射していた自分を思い出しました。このことが今の自分に役立っていつかどうかは別にして、挨拶や返事の大切さは学んだように思います。
袋町小学校の子ども達には条件反射でなく、誰に対しても心を込めて元気で明るい挨拶が出来る子に育ってほしいものです。
【パブロフの犬】
旧ソビエト連邦の生理学者イワン・ペトローヴィチ・パブロフは、消化液の分泌と神経の関連を研究し、後にノーベル生理学・医学賞を受賞した方です。
その研究は、犬に餌を与える時にベル(メトロノームとも言われる)を鳴らす実験を続けた後、この犬にベルの音だけを聞かせても自然に唾液が出ると言う「条件反射」の理論で、研究者の名前をとって「パブロフの犬」の実験として知られています。
「萩」
暑い日が続く中で、草木は確実に季節に合わせて花を咲かせます。
萩の花がピンクの小さな花を開いて、秋の訪れを知らせています。
メ ダ カ 池
平和資料館東のメダカ池では、今年、ホテイアオイが大発生して池の半分以上を占有してしまいました。色艶のいい緑の葉をどんどん広げ、8月末からはそれぞれの株に薄紫色の可憐な花を咲かせ続けています。そしてホテイアオイの根が広がったお陰で、メダカの子どもも大量に生まれて、まさにメダカ池になりました。
ところがこの池はメダカだけでなく、どこから来たのか赤い大きな金魚も1匹いるのです。さらにドジョウも2匹(底の方にはどう見てもメダカの子どもとは思えないドジョウの子どもの姿も数匹確認できます)います。
と言うことで、メダカ池は低学年の子ども達の格好の遊び場になっていますが、そのうちメダカと一緒に泳ぐ子どもの姿も見られるかもしれません。(今年、メダカ池で泳いだ?落ちた!子は4人です)
人間を含めて、様々な動植物が仲良く暮らせる(猫の親子には困ってますが)環境は、子どもや私たちの精神衛生上とても良い状態にあると言えます。
後 記
地球温暖化を実感する毎日です。何をしても(しなくても!)とにかく良く汗が出ます。昔は暑くてもこんなに汗をかいていなっかたと思うのですが、歳のせいでしょうか新陳代謝機能がおかしくなっているようです。お年寄りが熱中症になる様子を我が身をもって実験しているような気分です。
第29号
立秋はとうに過ぎたとは言え、厳しい残暑が続いた今年の夏でした。
子ども達も、それぞれに休み中の学習計画や生活のきまりを決めて、目標を持って毎日を過ごしたことと思います。長期の休みにしか出来ない観察や工作などの学習、様々な体験を通じて子ども達は、成功と失敗を繰り返しながら年々成長していきます。
私自身を振り返っても、中学校・高等学校時代はクラブ活動に熱中していましたから、子どもらしい夏休みは小学校時代だけだったように思います。学校の宿題は計画を無視して早々に済ませ、日記や天気の記録はまとめ書きして、後は虫捕りや工作、川遊びに明け暮れるという典型的な昭和30年代の夏を過ごしていました。
今の子ども達に同じ事を望むことは無理ですが、せめて小学校時代の夏休みは熱中して何かに取り組む生活をさせたいものです。(ただしゲームへの熱中はNGです)
話は変わりますが、夏休みに入って間もなくある「書」を1枚いただきました。
それは宮沢賢治の有名な詩
「雨ニモ負ケズ」
を書いたものです。
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち
慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり そして忘れず
野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子どもあれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず 苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい
皆さんご存知のこの詩は、宮沢賢治が37歳の若さでなくなる2年前の11月3日、病床の中にあって手帳に書き残していたものだそうです。賢治の死後、弟さんがトランクの中から見つけ出し発表されたもので、本人はまさかこういった形で有名な詩になるとは思ってもみなかったことでしょう。
せっかくいただいた「雨ニモ負ケズ」を、ぜひ子ども達にも見せてやりたいと思い、手作りの額に張って図書室に置くことにしました。
多くの子ども達が、今年の前期の学校朝会のテーマ
「MOTTAINAI」
にぴったりの宮沢賢治(モッタイナイの元祖みたいな人です)の詩を読み、さらに宮沢賢治が書いた様々な童話を読んで、今の私達に足りない何か「大切なもの」を感じてくれれば良いなと思います。それぞれのお家でも、一度みんなで声をそろえて「雨ニモ負ケズ」を読んで見られたらどうでしょう。
「ホテイアオイ」
メダカ池のホテイアオイが、とてもよく育ち可憐な花を咲かせました。薄紫の花は1日で枯れてしまいますが、そばの睡蓮と美しさを競っているようです。
大 相 撲
横綱「朝青龍」の問題は、日本の相撲の今後のあり方に大きな宿題を投げかけているように思います。相撲は「相撲道」と言われ、剣道や弓道、茶道・華道等々、「道」と付く文化・スポーツは最も伝統や礼節を重んじるものです。日本的な考え方になじめないところはあるかもしれませんが、相撲界トップの横綱として、それ位の覚悟は必要なのではと感じます。
文化や習慣が全く違う国から相撲界に入り、多くの外国人力士が活躍しています。
相撲が国際化したと素直に喜べばよいのでしょうが、私には何となく「もやっ」とした気持ちが残ります。一方では、今年の新弟子募集に日本人の誰も応募しないという現実をどう捉えればよいのでしょう。ますます複雑な気持ちになってしまいます。
後 記
「雨ニモ負ケズ」の詩を読み、あらためて今の自分と比べてみると反省すべき点ばかりです。豊かな社会の中で、優しさや思いやりの心が忘れられようとしている現在の日本を宮沢賢治先生はどのように見ておられるのでしょう。
「宮沢賢治」VS「宮原眞治」よく似てますが、似て非なるもの、二文字違うだけでこれだけ違うとは・・・残念! ちなみに私の一番好きな宮沢賢治作品は、「夜鷹の星」(以前は国語の教科書にも載っていました。)です。
(文・絵 宮原 )